9/16/2024

まじっく

 いつの間にかストライクとボールのカウント表記が逆になっているのはまだしも、ロスタイムの言い方もしれっと変わっていたり、ウイングバックとかスイーパーなんて無かったことみたいな扱いで小中学生の頃にそのポジションだった人の気持ちも少しは酌んであげて欲しいと思うのは私だけでしょうか?

 マジックテープのことも突然「べるくろ」とか呼ぶようになっていて、最近までマジックテープのことだと知りませんでした💧

 さすがにベリベリなんて呼ぶほどひねくれてはおりませんが、べるくろには徹底抗戦で私は今後もマジックテープと呼ばせていただきます!!


 ど~でもいい話で申しわけ。
 さてスタージスくん、取り付けリクエストで支給されたドラムブレーキがDuo-Glide用のスターハブ適合なのでスターハブを用意してセットアップしていきます。




 私はリプロ否定派というわけではないのですが、私の中のココは純正じゃないとね~ランキングでも上位にランクされる箇所なので純正ハブをおろします。
 ボディー以外のインナーパーツは新品のリプロでセットアップしていくので通常のOHよりも気を使います。



 これもやはりキレイにペイントリクエストなので全ての作業を済ませておきます。
 スレッド修正から。
 ここは5/16-32




 1/4-24







 肉の余裕がないココは外へ向かってクラックが入っている個体が多いので要チェックですね。






 フロントへ使うなら問題ありませんが、リヤへ使う場合はラグボルトの穴ではない方の穴が広がってしまっていないかも重要となります。





 このベアリングケージが曲者です。
 右はナックル~ハイドラグライドまで、左はDuo-glide~ド初期のEVOまでクランクシャフトのベアリングとして使われているのでもう少し信頼性の高い物がリリースされてくれないものかと思います。



 この状態でクルクルくんでないと当然×なので追加工して完全に負荷を感じなくなるまで頑張ってから次に進みます。






 もちろんローラーも1個ずつすべて計測します。







 ラストのスラストまで行って完了です。
 これを分解して剥離→脱脂→マスキングしてペイントに備えます。





 フロントハブも同じく。







 まずは全バラくん。







 もちろんレースも交換します。







 テーパーローラーベアリング(ボールベアリングも)を交換したときはディスタンス合わせを必ずやりましょうね。
 ホイールに限った話ではありません。
 アクスルシャフト締め込んだ状態にしてこんな具合にグリ~~~ンと抵抗なく回転して。



 尚且つカタカタがまったく無いように仕上げて完了です。
 これもペイントの準備に移ります~~



















9/15/2024

ぎゃく?

 おそろしいほどぼんやりですが、インスタグラムとブログの使い分けが私なりに見えてきた気がします。

 こっちはすでに10年以上続けてきてこの内容でも見に来てくれる人だけしか見ないものなのでこれまでどうりどうでもいい話とお客さまへの作業報告を中心に。

 インスタグラムはいろんな人の目に触れる可能性が高いので、RUMBLE-engineeringを知らない人へ向けて作業内容を紹介するといった形で進めていこうと思います。

 本来は逆なんですかね? まぁそのへんは学習したらおいおい修正していきます。


 作業はスタージスくんクランクです。
 組み立て・芯出ししましたが、一発目の計測で片側2/100mmに対して片側12/100mmという振れで苦戦を覚悟しましたがサクッと1/100mmで仕上がりました♪
 誰か褒めてくんないすかね~~



 ケースへ組み込み。







 そうしたらまずはオイルポンプを組みつけます。
 ガスケットへの対策をしてから組んでいきます。






 位置決めのドゥエルピンを持たないアルミボディーポンプの年式なのでいつもより入念にアライメントをしっかり出して組みつけます。
 すべてのボルトを規定トルクで締め込んでドライブギヤが指でクルクルくんになるように。 ポンプを分解・洗浄・組みつけする際や、S&Sポンプへ交換する場合などもここはしっかり確認して組まないと良いことしたはずが大惨事となりかねません。

 オイルを流して循環チェックを。







 OKでっす。







 タペットを組みつけて~~







 シリンダデッキ面との水平の修正も終われば







 ロワーエンドはできあがり💛







 作業場を大掃除して洗車をサボっていたどろんこ号をキレイキレイ✨します。
 異臭騒動勃発のブーツもね。





 先日ハデに転倒してひしゃげてしまったラジエターも外して修正したり・・・
 こんなど~~~~でもいい話はこっちでしか書けないですからね~




 エンジンだけでなく、フレームも綺麗にペイントのリクエストなのでスタージスくんのフレームを塗装剥離です💧
 何気にフレームの剥離は大変ざんす・・・
 これを今日は暗くなるまでやって残りは明日朝からやります。
 今日は日が暮れてからは別作業をしてました。












9/14/2024

ならし②

  前回はOH後の慣らし運転について書きましたが、所謂初期慣らし編といった感じで終わってしまったので今回は中~後編という具合で書いていきます。

 RUMBLE-engineeringでフルオーバーホールさせていただいたエンジン、コンプリートで製作させていただいた車両は1000kmの慣らしをしてからのお渡しとなります。

 この車両は今回エンジンフルオーバーホールさせていただいたので現在慣らし中なのです。


 現在順調に500kmを超えたのでこれからエンジンオイルを交換します。
 以前はゴール地点に設定していた1000km到達にこだわっていたところがあり、ここらで高速道へ乗って浜松あたりまでの往復で一気に完了~お渡しという流れが多かったのですが、これはやはり組みたてのエンジンには負担が大きく、慣らしのつもりが逆効果となってしまうような気がして考えを改めるようになりました。

 すでに数万km走っていて通常運航している車両でも高速道を給油給油でつないで一気に数百kmの道のりは負担となるので特に夏場の↑のような運用は控えてくださいとお願いしているくらいですから慣らし中のエンジンにはもってのほかだと考えます(私の勝手な想像です)
 股ぐらにかなりの熱量を感じながら高速道を80km巡行程度で延々数時間・・というのは全然可能ですが、エンジン内部で起こっている事態は外からは見えないですからね。 そこでの一瞬の無理が原因でピストンへ軽微なスカッフが発生しているかもしれませんし、とくに夏場の慣らしには気を使います。
 実際、組んでから完全に良い感じになってくるのは3000km過ぎたくらいなので、お客さまへもお渡し時にそのように説明していますから、1000km到達を目指している段階での高速走行は第三京浜で玉川まで行って帰って来る程度にとどめておきます。

 水冷エンジンで走行風さえ当たっていれば温度を管理してくれて水温把握できるようなケースであればもう少し安全に慣らしを行えると思うのですが、空冷のハーレーダビッドソンで私のようなポンコツが組んだとなれば使えるだけ気を使わないといけまへん💧


9/12/2024

はじめました

 いろんな方々から言われ続けてようやくインスタグラムってヤツを始めてみました。

 なんせ今まで見たこともほとんどなかったのでどうやって立ち回ればよいのか分からないのでヒドイもんですが、詳しいお客さまに聞いたりしながら少しはマトモにできるようになったらFor SaleのパーツやらT-シャツなどはインスタグラムの方が良いと思うのでウマイことブログと使い分けできたらと思っております。

 すでに面倒くさくて「やっぱやめよっかなぁ・・」という感じですが、もうちょっと頑張ってみます。


 スタージスくんラストの塗り物ロッカーボックスを。







 シャフトの曲がり・スレッド修正・面取りが完了したらボックスとのマッチングをチェック・修正します。






 ロッカーアームのブッシュを仕上げたら仕上げのサイドプレイを。






 そうしたらエンジンどっさりペイントに突入です。
 なにせ慣れない作業なのでそらもうてんやわんやです💧

 旧ペイントの剥離~脱脂~マスキングと・・これだけで1日作業です💧💧💧



 とりあえずロワーエンドは塗り終わったので組みたてに入れます。
 トップエンドは塗料待ちです。





 クランク組んでいきます。







 今日中にロワーエンド形になりますかね~~







9/10/2024

つけないすね

 ようやく終わった・・と、ひと息つきたい感じが続いていますがとてもそんな状況ではありまへん💧

 私の作業効率の悪さが招いていることですので自業自得なのでぐうの音も出ませんが・・・


 今月もVIBESさんが届きました。
 いつもあざっす!!!






 作業の方はスタージスくんへ戻ります。
 RUMBLEのお客さまの中では稀なケースでエンジンすべて綺麗にペイントリクエストなので全ての作業をペイント前に終わらせてあとは組むだけ!!の状態にしなければいけないのでどんどん進めていきます。
 レフトケースレースのテーパーベアリングをセットします。


 ディスタンス合わせ。







 シリンダーベーススタッドをセットしたらレフトケースは完了です。






 ライトケースもこれで完了です。







 タペットガイドもペイントするのでこれも「あとは組むだけ💛」状態にしておきます。
 しかし改めてスタージスってまっくろけですよね・・・





 もちろんオイルポンプも同じく。







 ヘッドもペイントするので↑と同じ状態にしておく必要があるのでまずはバルブガイドの内径を仕上げていきます。






 OKでっす!!







 でもってシートカット。







 バルブすり合わせしてガイド内径クロスハッチ仕上げ。







 最後に面研磨してあとは徹底洗浄すればヘッドも完了です。
 これから取り掛かるロッカーが終わればエンジンペイントに移れます。












9/08/2024

なんでだろ・・・

 先日の朝に突然奥さまから「ついにウチのお米がなくなっちゃった💧」と言われてですね、なくなるまでの数日近所のスーパーを片っ端から探したらしいんですが、どこにも無しだったようで「ほんっとに買い占めするやつムカツクわ~~」とボクに言われても💧という剣幕でキレられたもんですからコリャなんとかせねばと出勤したわけです。

 そ~いえば作業場周辺に大小さまざまなお米屋さんが何件かあったな~と朝から回ってみたら入手できてですね。

 口調は乱暴だけど良いオッサンの店主さんに「いくつ欲しいんだよ」と聞かれて、こんなときだからひとり1袋だろと返すと「いくらでも持ってきゃいいんだよ!!」とナゼかキレぎみで10kg売ってもらったんですけど、ここまで無くなるのって絶対買い占めしてるアホがいるからですよね・・・  東日本大震災の直後にも調理しないで食べられる物ってことでパン類がお店の棚から完全に無くなってしまうなんて事もありましたし・・

 あのときもパンを見つけたオバハンが買い占めて「手に入ったわよ!!」と団地で配っていたなんて話も聞きましたしね・・・

 な~んでそういった思考になるのか不思議でなりません・・・

 あんまり生意気なこと書き出すとロクなことにならなさそうなのでこのへんでやめときますかね~


 さてさて現在慣らし中のSHOVELさん、200km超えたところでオイル交換を。
 もうまったくキラキラは無くなり、透明度もあって良い感じですね。 次の交換500kmを目指して引き続き乗っていきます。



 ストローカークランク+WR仕様へ加工のWLロワーエンドを腰を据えて取り掛かります!!!






 1本1本だと完全にアライメントは出ていてクルクルくんのカムですが、2本入れてしまうとカムカバーも閉まらないくらいギヤサイズが合っていないカムギヤと格闘していきます。





 まるまる2日以上費やしてようやく4本すべて組み込んでクルクルくんになるまで行けました・・・
 もう2度とやりたくないです💧





 カムのサイドプレイを。







 いや~~ここまで長かった・・・としばしこの光景を眺めてからピニオンシャフトが解放されたのでクランク組み立てしていきます。





 合い間に当日対応で前後タイヤ交換したり、スポーツさんお渡ししたりがありつつ・・・






 クランク組み立て・芯出し。
 両サイドとも1/100mmで仕上がりました♪






 ケースへ組み込んでサイドプレイ計測してボールベアリング用のスラストワッシャーを選定します。






 シリンダーデッキとの水平を出したら再度分解して慎重に梱包してこのお仕事は完了です!!
 明日(月)発送いたします。