8/25/2016

点検・整備

 続きです。

  「制動装置」です。
 ハーレーはリヤブレーキを多用しますのでリヤブレーキペダルをキレイにして、チェック、しっかりグリスアップするようにします。
 メカニカルドラム車両は各ロッド・リンク部の整備・ドラム内部のクリーニング。  油圧ドラム車両はこれらに加えてホイールシリンダー部のクリーニングもお忘れなく。
 
この車両は前もってOHをリクエストされていたのでキャリパー分解します。

 ディスクの摩耗がだいぶキテいるので、記録簿に書いておきます。

  パッドは残り3mmを目安に交換しています。 新品時は約6mmなので「まだ半分じゃん!」としかられそうですが、6mmから3mmまでより、残り3mmからの方が遥かに減りが早いことが理由その①。 次の車検までにどういった乗り方をされるか分からないのでというのが理由その②です。
 ブレーキフルードは湿気と熱で想像以上に酷使されているので最悪車検ごとくらいは交換してあげましょう。 とくにブレーキラインがゴムの車両はブレーキラインの寿命にも大きく影響します。
  完了。
  「走行・緩衝装置」

 エアーチェック、してますか? とっても大事ですよ。 自分がベストだと思っている空気圧から3割減ったくらいで違和感を感じるくらいでないとダメだと思います。
  意外と見過ごされがちですがフォークオイルも頑張っています。 そんなに大変ではないので交換してあげましょう。 スプリングの寿命にも影響します。
 格段にメンテナンス個所の少ないテレスコと違ってスプリンガーは大変です。 グリップの良い道路で設計時の想定をはるかに超えるスピードで走行している事をお忘れなく。
  ソフテイルのリヤサスボルトは外すのに血管がブチ切れそうになるほどですので緩みの心配は無いとは思いますが確認します。
  クラッチ・スロットルなど各ケーブルは切れて「アチャ~~」ではなく、普段から注油などしておけば切れる前に交換時期に気付けます。

 ロッカー・スーサイドクラッチ車両は摺動部の清掃・グリスアップを。

とまあこんな感じの内容になっています。
 どれも自分で出来る作業ですね。 これをサボッて壊れてしまうとSHOPのお世話にならなければならないばかりか、出費も嵩みますし、何よりも整備しながら使っていれば長~い間純正パーツを使い続けられるのですが、例えばブレーキオイルの交換を長期怠るとマスター・キャリパー交換となり、台湾製などのリプロ品になってしまうなんて事にもなってしまうので日ごろの整備は大事です。

 RUMBLEに作業依頼してくださいって話ではありません。  今までサボッていた方は愛車の整備をもう一度考え直して自分でしっかり愛情を注いであげてください。


                お疲れさまでした。

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