通常は2年ごと、商用車は1年ごとに来る車検。
納得いかないという方が殆どだと思いますが、とっても大事です。
私もこの仕事をしていなければあれこれ文句を言っていたかもしれませんが、車検と合わせて行う事になっている法定整備は愛車に長く調子よく大事に乗りたいのであれば(年式・車種・2輪・4輪問わず)非常に重要です。
RUMBLEのお客さまも車検取得のみで済ませている方が殆どですが、ちょっと問題アリな気がします。
車検+整備+他リクエスト作業で入庫の93ヘリテイジ。
この車両を作業していたら改めて感じました。
まずは言われていたジッフィースタンドを修理します。
常にオイルに浸かっているシステムなのでプライマリーチェーンはまったくと言っていいくらい伸びませんね。
エンジン・ミッション・プライマリーオイルを交換します。
フィルターも交換します。
ついていない車両は仕方ありませんが、フィルター付き車両は毎回オイルと一緒に交換するくらいの過保護っぷりでも良いと思います。
ここからは分解整備記録簿に沿って進めていきます。
「かじ取り装置」の項目から。
ステムヘッド部にどうしてグリスニップルがないんだろう??といつも思いつつ、ベアリングとグリス管理のチェック。
前後ブレーキOHは前もってリクエストされていたのでいきなり分解です。
タイヤ交換もリクエストされているので分解してハブベアリングのチェックもします。
通常は車体にホイールがついた状態でホイールをゆすってガタを頼りにチェックするわけですが、よほどの状況になっていないかぎり、その方法では異常は発見できません(スターハブは除く)。
ベアリング交換したのでディスタンス合わせも。
バイクはホイールベアリングが焼き付くと即転倒につながる事になるので本当に危険です。
ついでにスポーク増し締め+リムの芯出し。
スポークホイールは緩む宿命にあります。 カスタムなどで入庫した車両をお客さまから受け取って私が押そうとした瞬間に違和感を感じて車体をゆすってみたらスポークがユルユル・・なんて事も過去に何度かありました。 驚くべきことにオーナさまは気付いていないのです。
しばらく点検整備をしながら、その作業の重要性の話を続けます。
お疲れさまでした。
8/22/2016
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿