12/10/2023

だいじに

 驚くことに20歳!!の若者が「働きたい」と面接に来てくれたり、20代前半の若者が「Chopperが欲しい」と来店しくれたりがここ最近続いたことを非常に嬉しく思っています。


 こんなにも若い2人がビンテージハーレーに興味を持ってくれているという事が私にとっては驚きで、業界全体で保護してあげなくてはと心の底から思います。

 少なくとも彼らの目にはオッサンの乗り物ではなく「カッコイイアイテム」として興味を引くものであるわけですし、これは結構重要な事だと思うんですね、端くれとはいえ業界に身を置く者として・・・

 2人の若者の熱い思いが成就してくれることを願わずにはいられません。


 めでたく1台お渡しの後に入れ替わりでDuoくんが入庫です。
 やっぱりDuoはかわゆすです。





 作業報告はクランクケース続きです。
 ケーススタッド穴の座面が長年の締め付け(オーバートルクでの)によってすり鉢状に変形してしまっています。
 これはケースのクラックに繋がるだけでなく、良いことが何ひとつないので修正していきます。



 これはケースマウント部ですが、このような事態になりますので💧💧💧






 いろんな作業の邪魔になるのでベットリのシリコンパッキンを除去していきます。






 こんな感じで座面を研磨して気持ち良く組めるように。







 通常は酷いところのみ施工しますが、全周にわたって酷いので結局すべての座面を研磨しました。






 もちろんライトケースも。







 座面が変形しているという事は当然穴の内径も締めあがって変形しているので、かなりの力で叩き込まないとスタッドが入らないという事態になっています。 これもクラックに繋がるので適正な内径に修正しておきます。




 そうしたらケースの合わせ面を研磨。







 シリンダーデッキ面・カムカバーの合わせ面も研磨。







 ライト・レフトケースのねじ山っつうねじ山を全て修正・ダメな個所はリコイル処理していきます。






 ではではクラックを溶接していきます。







 あまり上手でなくて申しわけですが、溶接無事に完了です。


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