11/07/2014

リンカート

 今日はリンカートM-74Bのオーバーホールをたっぷりと。

  入れ替えておいたスロットルシャフトブッシュ内径をNEWシャフトに合わせて仕上げます。

 NEWシャフトは曲がっている事もあるので修正しておきます。
  修正と言えばここも毎回のバリ取り。

 無理やりグイグイ入れてしまうとディスクにキズが付くだけでなく、シャフトが広がってしまって動きがシブくなってしまう事もあったり、ディスクの位置出しもうまくいかなくなるので大事です。
  スクリュー部のバリだけでなく、両サイドの段付きも見逃さないように。
  バッチリ完了。
  アイドルニードル部の穴の確認も大事です。
  ついでにもう一つ。
 HD-4刻印のすぐ上の部分。 切欠き部の寸法が合っていない物もあるので、これも注意します。  キャブボディー内を傷つけてしまう事になってしまいます。
  こうなっていないと×です。
  要はこういう事です。
  ハイ、徹底洗浄+各部面研磨してきました。
 当然ですが、各穴もしっかり洗浄しましょう。
  フロートレバーとピンのガタも出来るかぎり取っておくようにします。  フロートボウル内での接触による色んなトラブルを避けるためです。
  一応実油面も確認しておきます。
 付いていたコルクフロートは新しそうなので交換せず使います。このまま頑張って5分ほど我慢して油面がジワジワ上がって来ないのを確認したら逆さまにしてガスバルブ部からポタポタ垂れてこないかも確認して完了です。
  JETの穴が大きすぎるので交換します。
  ゲージを使うまでもない感じですね・・・
  74Bの場合3個使うドリルプラグのうち、一番状態の良い物を選んで。
  場合によっては修正してから、その子はここへ使います。
 次に分解する人の事も考えてあげましょう。
各ボール部への注油もしっかりと。
  実際にガソリンを流してこのまま放置してオーバーフローのチェックです。
 もちろん規定量のガソリンが溜まっているか入った分も測っています。
  放置している間にケーブルブロックのガタをキッチリ取っておきます。
 PANは上部にすぐガスタンクが来て余裕がないので下側に調整ワッシャーを入れるようにします。

 あとは組み付けてお客さまへ発送します。

 また余裕があるときに詳しくやります。




  今日はキャブレターの後、カスタム依頼で入庫しているSHOVELを進めていました。

 リクエストどうり各部製作して、現在こんな感じです。
  ブレーキの異常も言われていたのでまずはディスクの歪みをチェック。
とくに問題はなさそうなので、比較的新しそうなマスターは洗浄のみで、かなりキテそうなキャリパーをオーバーホールしておきます。


 本日の作業はこの辺で。





                            お疲れさまでした。

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