11/17/2014

いよっしゃ!!

 トラブルを引き起こしている原因を見つけて、それを修理するのが仕事なのですが、いまひとつ改善しきれない事がいくつかあります。

 そのうちの一つが最近克服できてものすごく嬉しいです。 自慢したいだけで、何がどうなったかは詳しく書かないですけど、リンカートの修理の引き出しがまた一つ増えました。
 現在はリンカートキャブレター単体でのオーバーホールはほとんどお断りしているので、宣伝になる訳でもなく、完全に、ただただ自慢なのです。

 何かの情報に頼らず、自分の頭で考えて考えて出た考えに基づき、トライした事が明確に良い結果となって現れた時のあの感動を味わった事のある同業者さんなら分かってもらえると思うんですが・・・

 本日の作業です。

  ハンドルバー交換で入庫の48Gから始めます。
 手間の掛かるインナースロットルハンドルではありますが、そうは言ってもね~~今日一日あれば楽勝っしょ♪とこの時点では甘く見てました・・・
  お持ち込みのHT3ハンドルバー周り、この写真でも分かるくらいの曲がり具合です。
  まずは現状のハンドル周りを分解していきます。

 今日は開店の10:00から練習のお約束があったので。
  現在慣らし中の52FL、オーナーさんとお子様と一緒に練習へ。
 EVOスポーツからのお乗り換えで初めてづくしの事だらけでだいぶ苦戦されていましたが、頑張った甲斐あって最後の方は良い感じになっていました。
  作業へ戻ります。
 ステムヘッドへのグリスアップはチャンスを逃さずこの機会に必ずやっておきましょう。
  トップツリーのマッチングなども確認しておきたいのでまずは仮組みします。

 OKそうなので分解してハンドルバーを修理していきます。
  中で切断されていたコントロールコイルが全く取れず、いくつも工具を壊したり、作ったりしながらようやく取れたんですが、スッカリ夜になっちゃいました。
  そうしたらできるだけ曲がりを修正します。
  真円も出ていなかったり、バリも酷く、新しいコイルが入らないのでここも修正します。
  車体の感じから綿のコイルを付けてあげたいのですが、このエンドが入りません。
  追加工して対応します。
  だって右のコイルではイマイチですもんね~~
  コイルを仮にセットしたハンドルバーを車体へ組み付けて、コイルの長さを測って、もう一度分解してカットしておきます。
  カラッポだったインナースロットル・スパークのセットアップをしていきます。
 各年式3タイプ、常時数セット在庫しているので安心です。
組み付け状態にして何度も作動させて、色んなスピードで意地悪にチェックして、OKになったら完了です。
 この手のビンテージパーツは安い物を買うと、結局状態の良い物を買ったのと変わらないほどお金が掛かってしまう事が多いので注意してくださいね、日本は人件費が高いので・・・

 明日は配線に入ります。


 本日の作業はこの辺で。




                            お疲れさまでした。

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