12/11/2011

SHOVELエンジンオーバーホール②

「がんばれ日本のものづくり」たしかこんなタイトルだった数日前にテレビで放送していたドキュメントタッチの番組を見てものすごい違和感というか危機感を通り越して絶望感が沸いてきました。

 記憶に新しいタイの水害で被災してしまった日本企業の工場にスポットを当てた内容なのですが、それは日本のものづくりなのでしょうか? 被災してしまった日本企業のタイの工場は応援したいですし、もちろん少しでも安く物を売ろうという考えを否定する気は全くありません。 要は消費者1人ひとりの意識の問題ですね・・ 毎日毎日嫌になるような事件や私には一切必要のないゴシップやらくだらない民放のテレビ番組などなど、供給している側よりも受け手に問題があるように思います。

 書きたいことは山ほどあるのですが頭の中を活字に変えて・・という作業が不得意なので、違う伝わり方をしてしまう事が怖いのでもうやめます、ごめんなさい。

 またあのひとに「うつ病ブログ」と言われそうなので作業していきます。

 昨日やり残してしまったロッカーブッシングのラインリーマー仕上げを終わらせて。
 ロッカーアームのサイドスラスト合わせもしておきます。
 ここで燃えてしまった50FLのオーナーさまが取りに来てくれました。

 ありがとうございました。
 セッティングの車両が途切れたので今夜から久々に私のバイクで通勤できます!!
 ウレシ~
 加工後、しっかり組み付けトルクにて締め込んだ状態で計測して問題なければ作業終了です。 ペイントするとの事なのでロッカーボックスを依頼主さまへ発送しておきます。
 ここで作業依頼で48FLが入庫です。 大変な事になっていて大掛かりになりそうですが頑張ります。

 おみやげありがとうございました。
 さて、ヘッドの作業へ移ります。
 まずは旧バルブガイドをヘッドから抜きます。
 アツアツのヘッドを冷ましている間にシリンダーボーリングに備えてトルクプレートを組み付けしておきます。
 常温に戻ったヘッドをチェック→ガイド穴が臼状に変形してしまっているので4箇所とも真円修正してから計測して新たに製作するバルブガイドの寸法を決めていきます。
 バルブガイド完成です。
 ガイドをヘッドへ圧入したら使用するリクエストの純正バルブのステム径に合わせてガイドを仕上げていきます。
 完璧すぎる仕上がりです。
 突き出し計測して、シートリングの打ち換えが必要かシートカットのみでいけるのかを見ておきます。
 このエンジンはクランクバランシングもリクエストされているのでボーリングへ出してピストンとお別れしてしまう前にピストングループの重量計測+重量合わせを済ませておきます。
 JIMSのNEWピニオンシャフトを用意してライトレースラッピングをやりたいところですが集中力が切れてきてキケンなので本日の作業はこの辺で終わりにします。






                           お疲れ様でした。