6/20/2011

XLCHの続き

 明日は雑誌の取材+撮影があるので今日は、その分も仕事をしないといけないのです。

 しかも、業者さまからの仕事も渋滞してしまっているのでなおさらです。  という訳で予告どうり本日、缶詰め状態で作業作業です。

 65XLCH、クランク組み立て・芯出ししていきます。
 レフトサイドを専用工具で組み付けたらライトケースを仮に組んで内部の干渉をしっかりチェックしておきます。

 この年式のスポーツは、ライトサイドのクリアランスがきわどいので、しっかりチェックして、必要であれば追加工しておきましょう。
 上記が終わったら、クランクケース組み立てします(リヤ側のマウントブラケット、くれぐれもお忘れなく)

 ここでも念のため、コンロッドを持ってクルクル回転させて、負荷+異音など無いか確認しておきます。
 組み付けるだけの状態にしておいたオイルポンプを組み付けましょう。
 ドゥエルピンがついていますが、締め込みながらスムースに回転するか確認しながら、場合によっては芯出ししながら規定トルクに締め込んでいきます。
 カムカバーに入る前にシフターシャフトのオイルシールを先に変えておきましょう。
 ブリーザータイミング・カムギヤのタイミングを合わせて全てのギヤ類組み込んでカムカバー終了!! あとふた息といったトコロです。
 ガスケットが馴染んで明日、増し締め後にオイルを入れるまでタペットガイドは組めないので・・・
 トランスミッションを組んでいきましょう。

 ビックツインと違い、スポーツ系はエンジンオーバーホール時にはトランスも・・となってしまうのでコストが掛かってしまいます。
 各部オイルシールにはシリコングリスを忘れずに。
 遂にここまで出来て、あとひと息??
 なかなかやっかいなクラッチシェルのニードルベアリングも交換しておきましょう。

 大概ここは中がスラッジべっとりなのですが、期待を裏切らず、この車両も真っ黒けでした。
 プライマリーまわりも完成で、あとは明日増し締め後オイルを入れて、タペットガイドを組んだら発送できます。

 疲れた~~
 頭がスポーツモードとなっている今のうちに77XLのカムカバーブッシング、総入れ替えしたのでラインリーマー合わせをしておきます。

 こちらは、大分組み立てが楽になる年式なので進みが早い・・といいんですが・・・

 こんなところで本日の作業はおしまいです。


                            お疲れ様でした。

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