今日の午後に起きたあの地震、あんなに大きな揺れは生まれて初めての経験でした。
私の性格では、ついついふざけた口調で書いてしまいがちですが、多くの方が被害に遭われ、亡くなった方もたくさんいる状況で、そんな事は当然書けません。
今回被災された方々には頑張って下さいとしか言えません。 そして、心配してメールを下さった皆さま、私のお店は大した被害も無く、全員無事です。 あまりにもたくさん頂いた事と、携帯電話もほぼ使用不能状態だったため、この場でご報告いたします。
といった訳でいつもどうりの作業報告です。
まずは現在セッティング出しで乗っている49F、どうもしっくり来ません。 症状は中低速でキャブレターがついてこず、スロットルをものすごくゆっくり開けていかないとキャブレターからの吸気音だけが聞こえてきて燃料が行っていないといった感じ・・・ 調整ではどうにもならないので分解してみてビックリ!!なんとメインノズルがありません。
まさかと思い、逆さまにしたらメインノズルが顔を出しました。 これではまともに走る訳がありません。 ヒドイを通り越して怒りですね。 自分が作るバイクが調子良く走って欲しいと思わないんですかね? 全く試乗をしないのか? こういう人には触って欲しくありません。
怒ってばかりいても先に進まないのでオーバーホールしていきます。 フロートレベルもめちゃくちゃでおまけに変なワッシャーでごまかしてあったり・・・
酷く歪んでいたので面研後、ガタガタだったスロットルシャフトブッシュを打ち換えていきます。
グニャリと曲がっていたスロットルシャフトも交換してバッチリ生まれ変わりました。
オーバーホール終了で車体へ組み付けて試乗へ→完璧です!! 同じバイクとは思えないくらいになりました。
続いてやっと部品が入荷したので41ELのスプリンガーをオーバーホールしていきます。 こんなに大きな定盤はないので、分厚いガラスを使って計測して修正していきます。
このスタットにナットがついていなっかたり、 フロントレッグもグニャグニャで、なかなか手強いです。
ようやくフォークの修正が終わったのでロッカーの修理です。
目を疑うほどにロッカーが曲がっているので、これも修正しておきます。
いつものようにロッカー、アクスルスリーブ全てしっかり締め付けた状態にして指の力だけでアクスルシャフトがすんなり入るように仕上げましょう。 付いていたシャフトは、入らなかったんでしょうね、サンダーか何かで削ってありました、ヒドイもんです・・・
付いていたトップカバーもコーンナットをロックしない状態だったので交換します。 本当にプロが組んだんですかね~
他もいろいろ修正して、やっとこの状態になったのでHIDEくんにライニング研磨を頼んでおきます。
その間に私はコンプリート製作のSHOVEL、ロッカーのオーバーホールをしながら
こちらも問題児、富山県からの作業依頼の78FXS、バルブガイドを抜いておきます。
ここで当たりが出たとお呼びが掛かったので分解して、リーディング・トレーディングに合わせて手仕上げで最終研磨をしたら本組みして41ELはおしまいです。
この辺で本日の作業は終了です。
それにしても凄い揺れでしたが、奇跡的に停電もなく、通常どうり作業することが出来ました。
お疲れ様でした。
3/12/2011
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