11/04/2015

ぐうぜん

 作業依頼で入ってくるエンジンのモデルが○○ヘッドばっかりになったり、キャブレターの作業がいくつも続いたり、不思議な偶然はよくあるんですが、今回は委託車両・買い取り車両の話しが数件続くというあまり記憶にないケースです。

 乗り換えに伴う場合は全く問題ないのですが、もう降りてしまうとか、事情があって・・などの場合は少々複雑ですね・・

 今相談されている車両を一気に受けてしまうと作業場がパンパンになってしまうので一台ずつ順番に対応していこうと考えているんですが、その間にお一人でも気が変わって「やっぱり売らない」となってくれればな・・・と思います。

 作業報告を。

  本日車検の59FLH、チェックしていたら交換したはずのクラッチがぜんぜん切れず・・
 長期乗っていなかったと言われていたのを忘れてました。 先日エンジンをかけた際にブローバイから出た大量のエンジンオイルがクラッチバスケット1/3くらいまで入ってしまってました・・・

 もう一度分解して洗浄して組み直しです。  完全に私の不注意です、スミマセン。
  最近続いていたイレギュラー作業がひと段落したので、さわれていなかった66FLHを進めていきます。

 クランクケースの全ねじ山修正していきます。
  タイミングホールのねじ山が頼りないので迷わず修理。
  ねじ山と言えばここにもねじ山があるのを忘れずに。
 スプロケットシャフトシールのねじ山はこの時点で対処しておかないと後悔します。

 もちろんライトケースも全て終了したら組み立て前の最終洗浄。
  シリンダーベーススタットをセットして、テーパーベアリングのセットアップを。
  レースを圧入したらディスタンス合わせ。
  いよいよ組み立てに入ります。

 片側ずつ芯出ししながら・・・
  クランク組み立て・芯出し。
  一気に組み立て。
  デッキ面とピンブッシュの水平確認まで行ったらオイルポンプが要相談なのでロワーエンドは小休止。
  とは言ってもやることはたくさんあるので大丈夫ですよ。

 シートカットまでで止まっていたのでざっとキレイにしてからバルブ摺り合わせ。
  仕上げにバルブガイド内クロスハッチ仕上げをしたら完了です。
  EX部のねじ山も頼りないのでFRとも修理です。
最後に面研磨したらこちらも組み立て前の最終洗浄で本日の作業はオシマイです。









                            お疲れさまでした。

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