前回のブログで書いていたチョークの話しを。
SUキャブのこの部分、スタート時にあんまり使う人はいないのでは?と思うんですが、ほとんど出番のないパーツなのに、ここへ入っているO-ringがヘタッてくると非常にやっかいなのです。
昨日まで普通に調子良かったハズが、突然ガスが濃い濃いになって、横のミクスチャーをいくら回しても変化なし・・となってしまうので、何年かに一度はここのO-ringは交換した方が良いと思います。
↑この話はたぶん、いろんな所で書かれているでしょうから皆さまご存知かと思いますのでついでにチョークの話しをもう少し。
SUのパーツリストには「チョーク」と書かれていますが、機構的にはエンリッチナーの働きだと思います。 私はあんまり正式名称にはこだわるタイプではないので、寒冷始動時に使う機構の呼び名をまとめてチョークと言う事にはまったく異論はないのですが、どちらの機構かによって使い方が正反対となるため、自分のバイクに付いているキャブレターはどっちなのか?くらいは把握しておいた方が良いと思います。
リンカートのチョークはまさしくチョークです。 扉を閉める(塞ぐ)ことで少ない負圧で強制的にメインノズルからガソリンを吸い上げる事を狙った機構でツースロートやLキャブ、ケイヒンバタフライなんかもこのタイプですね。
対して始動時専用の経路を用意してあるSUや、E・Bキャブ、HSR、FCR、デロルト、CVなんかがエンリッチナーチームって事になります。
この2タイプの大きな違いは空キックで混合気を燃焼室内へ送り込むときにスロットル全開と全閉とまったく正反対の事をしなくてはならないのでキックスタートの達人になりたい人はよ~~くお勉強しましょうね。
お疲れさまでした。
11/03/2015
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