10/19/2010

今年の秋

 長びかない「今年の風邪」というのは聞いたためしがありませんが、今年の秋は、長かった夏のおかげで短そうですね~  ついこの間ダウンベストを出したばかりですが既に朝の出勤時間だと役不足・・・もう一月もしたらモコモコ状態になってしまうのかと思うとほんの僅かな過ごしやすいこの時期に1日でも多くバイクに乗りたいものです。

 でも空冷のハーレーには寒ければ寒いほど優しいのですが・・・ オーバーホールしたてのエンジンもまた然りですし、

 しかし、暑くも無く、寒くもないこの時期は作業するには間違いなく一番良い季節なのでフル回転で作業していきます!!

 では49WLの車体まわりの作業をしていきましょう。

 まずはリヤホイール、ドラムブレーキなどなどやっていきます。

 オーバーホール前にしっかり洗浄しておきましょう。
 スターハブから見ていきます。  すでに嫌な予感がしつつ分解します~
 バラバラにして洗浄を済ませてキレイになりました。  グリスもタップリ入っていて、スラストワッシャーなども新品のようで悪くないかも!?
 期待を裏切らずインナースリーブがバックリ割れてました・・・  ここは命に関わる部位なので迷わず新品に交換します。
 ハブとスリーブに合わせて使用するローラーサイズを選定していきます。  ラインナップされているオーバーサイズのローラーで取りきれてホッと一安心。
 上記の組み込みが済んだらスターカバー内のスラスト合わせをしていきましょう。 写真のパーツだけで計測します。  菊型のロックワッシャーとアウターカバーはこのときは使わないようにしています。
 ハブが終了したのでスポークの緩みや曲がりをチェックした後で芯出しをしておきましょう。
 続いてリヤのバッキングプレートのオーバーホールなのですが、メータードライブユニット穴が溶接てんこ盛り!! ガッカリしながら根気良く削っていきましょう。
 ようやく開通して、修正もしておきました。
 そうしたらブレーキカム部にブッシングを製作して圧入後、仕上げていきます。

 バッキングプレート自体の歪み修正なども済ませておきましょう。

 フレームのリヤアクスル部の寸法が狂っていたのでフレーム修正もここでしておきましょう。
 そうしたら前もってライニング張り替えしておいたシューを組み付けて毎度おなじみライニング研磨です。

 これでしっかり当たりを出した後でリーディング・トレーディングに合わせて手仕上げしていきます。
 NEWタイヤへ履き替えてリヤまわり終了です。  ものすごく大変で、もうすっかり夜になってしまいました。
 でも朝にフル回転などとのたまってしまったのでもうひと頑張りしてフロントも進めておきましょう。

 リヤにも増して手強そうですがスッカリ慣れっこです。
 でもって全バラくんです。 よ~く洗浄しておいて明日の作業に備えておきましょう。


 本日の作業はこの辺で。

 バラしては文句ばかり言っていますが楽しいんですよ、手強ければ手強いほど。  ←本当なのですが悲しいかな仕事なんですよね・・・そうなると色んな制約があって楽しい事もたのしく思えなくなってしまうのです。  でも十分楽しんで作業しています!!

                            お疲れ様でした。

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