2/28/2025

それだけは

 先日の溶接機トラブルの件でメーカーの方から診断結果が来たんですけど、高額な修理代などは受け入れ準備万端だったんですがなんといちばん聞きたくなかった「もう基盤が廃盤で後継機種からの流用もできず修理不可」というそれだけは聞きたくなかった回答でがっかりです・・・

 考えてみたらRUMBLEを開業するときに買った中古品なので25年も頑張ってくれたわけですから仕方ないですかね・・・そういえばコンプレッサーくんも同じなので心配で仕方がないです。 なんとか私が生きているウチは頑張っていただきたいです。

 新品は倒れそうなプライスだったのでまた中古を買うしかないんですけど、こういった機械関係は中古車選びよりもギャンブル要素が高いのでドキドキでございやす・・・


 SHOVELさんのピストンが入荷したので後のクランクバランシングで必要な重量計測+重量合わせをボーリングへ出す前にやっておきます。
 それにしてもS&SのピストンってWISECOっぽい感じがするのは気のせいでしょうか?WISECO製になったのかな・・・むかしむかしTRW製だったころは不具合が多く大変でしたがプライスもクオリティーも高くなりましたね。


 ボーリングだけは外注さんへ頼るのでトルクプレート組みつけて発送します。




 タペットも仕上げます。






 エンジンはいくつかパーツ待ちなのでトランスミッションを。






 この年式はまだスタッドからのオイル漏れ対策がされていないのでスレッド修正してからすべてのスタッドを抜いて漏れ対策をして再度セットします。





 メインドライブ・スタータークラッチギヤ両ブッシュを入れ替え・仕上げ。
 スタータークラッチギヤブッシュはオイル呼び込み加工も抜かりなく💛




 3rdギヤのスラストまで行けばメインシャフトグループは完了です。






 カウンターシャフトグループへ。
 ルーズローラーではなくニードルベアリングを3rd・TOPクラスターギヤへ使う年式なのでこれまたオイル呼び込みの追加工を抜かりなく。




 キックカバーグループへ。







 キックシャフトブッシュを入れ替えます。
 ここのブッシュに限らず「使える」ブッシュのプライスが尋常でないのでブッシュは製作です。





 圧入しろの選定は慎重に。







 入れ替え・仕上げまで完了です。







 入りやすく抜けやすいストレスフリーなギヤにするためにこの人たちへ追加工。






 ひととうりの加工が終わり、あとは組むだけとなったのでペイントをしてキレイになりました✨





2/24/2025

うそじゃないです

 こんだけ連日浮き沈みの激しい日々ってのも疲れますが今日は「ぃよおおおっしゃ~」の方なのでこの先しばらくはブログ書くのに困るような平穏な日々でお願いしたいです。

 昨夜作業を終えて0時過ぎに帰路へ・・いつもどうりキック一発でかかり、何の問題もなく走っていたところ信号待ちしていたら4~50台の暴走族が右折してきて私の前に💧 「マジすか・・」と仕方なく後ろへついてノロノロに付き合わされ、さすがにしんどいなと迂回して別ルートへ移ってスロットルを開けたら突然の不調💧 さっきまでのノロノロでプラグがかぶったかな?とスロットルをガバ開けしてしばらく走行して信号で止まると片排で今にも止まりそうな状態・・・もちろん予備のプラグは常備しているので交換→まったく変わらず・・・
 キック一発でかかるものの、アイドリングは片排で頼りなく、スロットル1/4開けまでは片排+バスバスでヒドイ状態、チョーク半分ほど閉めておいてスロットル1/2以上開ければそれなりに吹け上がってなんとか走れるといった具合・・・
 もう少しで家に着くところでしたが、夜中でないととても走れないと判断してなんとか作業場へ戻ってひとまず安心。
 でもっていよいよ犯人捜し→片排という症状からプラグワイヤー→点火コイルと交換するも変わらず💧 ポイントの接点からの異常なスパークは見られないもののコンデンサー交換→当然変化なし  壊れる類いのパーツではないのですが、ポイントを交換→これまた当然変化なし・・・
 圧縮は前後とも問題なし。 タペットをチェックしても異常なし・・・
 こうなるとキャブレターやエンジン内部など全てが疑わしくなってきてしまってどうにもならない状態に・・・
 次に見るならまずはキャブだなとキャブレターを分解

 なんとこんなところに犯人が潜んでました!!
 なが~いストローから吸い上げられてこんなちっちゃいインターミディエイトジェットの穴に詰まっていたこの綿毛





 吐息で飛んでってしまうくらいのこんなのが犯人だったなんて・・・






 ちょっと指でクリクリしたらこんな粒になっちゃうくらいのヤツがあんな不調の原因だったなんてね~
 これを見ればあの症状すべてに説明がつきますし、おまけにツースロートなので片排になっていたわけで、もっと短時間で見抜けなかった自分が情けないですが、ここまで格闘してスッキリ問題解決できたので今日はめでたい方のハプニングだったということで💛

2/23/2025

うってかわって

 前回のブログで浮かれていたら今度はがっかりモ~~ドっす・・・
 どうしても終わらせたい作業があったので昨日はお休みだというのに家事をやっつけて作業場へ来て準備万端で「いざ!!」と作業開始しようとしたところ・・・

 まさかの溶接機のトラブル発生で、あれやこれや手を尽くしている間にスッカリ夕方になってしまって「なにしに来たんだろ」とガックリしつつ夕飯の買い物して帰りました💧





 今日も引き続きあれこれ試みましたが、さすがにこれは手に負えませんのでプロに依頼しました。
 来てくれるのは当然連休明けなのでしばらく溶接作業ができまへん💧💧💧




 ひじょ~~に困りましたがそんなにガックリしている暇はありませんので切り替えて作業を。
 SHOVELさんロワーエンド進めていきます。
 ケーススタッドを修正してラッピングの準備を。




 計測







 計測







 計測







 パイロットを痛めないように+まっすぐ入るようにレフトケースレースのバリをキレイにしてからパイロットをセットします。





 ライトサイドもパイロットをセットして







 いよいよグリリリ~~っとラッピング開始。







 バッチリです💛







 カムベアリングを入れ替えて先へ進みたいところですがカムやらブリーザーギヤなどが入荷しないとお手上げなのでほかを進めます~~

2/20/2025

おっけ~~

 乗り物に限った話ではありませんが、古い乗り物ってのは少しの調整だったり修正が足りないだけで調子に雲泥の差が出るもんですね、いまさらですが・・・

 大掛かりに分解してオーバーホールなどを施せば話は別ですけど不調の原因を突き止めて対処して改善されたときは苦労すればするほど嬉しいもんです。

 昨日のリベンジで今日も46さんのテストラン。
 作業場周辺をグルっとでは分からないので2時間以上走りまわって来て問題はすべて解決できました!!



 ↑までの詳細を。
 昨日の続き、出来あがったデスビを組みつけていきます。
 この時点でカタカタしてしまうと遅角・進角時にそのガタを拾って必要以上に遅角・進角してしまうことになるのでこのガタをとってからです。


 Iマークを出してデスビをセット→デスビベースのギヤの合わせが狂っていますね・・・OHVの前期・サイドバルブは全モデル、バンド式なので走行には影響しませんが、それでもクリップの位置がおかしかったり、なにより気持ちが悪いのでデスビベースを抜いてギヤの位置を合わせなおしておきます。


 点火が終わったのでシャットオフバルブを。
 車両装着時に何度もタンクへガソリンを数ℓ入れて、それを全てシャットオフから流してを繰り返してみるとどうもガソリンの流量が安定せず、おまけにしっかり締めてもガソリンが止まらないので分解・チェックです。


 あ~これVITONチップ仕様のものですね、よくあるパターンで先端のチップが取れちゃってます💧




 その取れたチップがいくつかに割れてシート側の穴に詰まってしまってます・・・
 私はこのタイプのシャットオフは信用していませんので別のタイプへ交換します。



 そんなこんなでバッチリ調子よくなりました💛
 その他のシフトが恐ろしく硬い問題などいくつかの不具合もすっかり改善されたので車検の予約を取りました。
 今日予約をしてなんと最短で3/12💧💧💧 でもそこで車検を取ればお渡しできます~~
 今夜もおいしいお酒が飲めそうですな。


2/19/2025

にぎやか

 昨日はちょっとした撮影に協力して作業場のほとんどを明け渡して私はすっかり端に追いやられていたんですが、くっそ寒いなかモデルさんたちも文句ひとつ言わず大変そうでしたね~  だもんで写り込まないよう、ひっそりやっていた作業を報告します。


 タンクキャップガスケット、ゴム製はどうも信用ならないのでRUMBLEオリジナルのレザーガスケットに交換です。





 SHOVELさんの残りのパーツを奥にこもって洗浄洗浄。







 SHOVELさんのシリンダーを上下面研磨していきます。
 あまり見たことがない歪みかたしてますね、最近は高性能なヘッドガスケットがいくつかリリースされているのでガスケット抜けというトラブルはめっきり聞かなくなりましたが、その高性能ガスケットもきっちり面が出ていてこそなので。



 研磨完了。







 続いてフライホイールを加工します。
 S&Sのフライホイールはいつやっても硬くて大変です💧






 スタージスくん、オイル交換して引き続き慣らしです。







 今日は予報ほど寒くない気がするので46WLさん実走行してチェックしてきます。






 言われていた走行中に突然エンジンストップの症状も確認できたほか、いくつか気になる箇所があったので作業場へ戻って改善していきます。
 まずは手首を殺ってしまうんでは?というほどシフトが固い問題から。 特定のギヤではなく全てのギヤにおいてUP/DOWNともその傾向なので内部ではなく外からの調整で改善できそうだとみて調整→これはめでたく解決できました💛


 続いてFブレーキレバーの角度及び引きしろがいまひとつなので合わせて調整して、言われていたダッシュカバーとスピードメーターのアンマッチ具合を修正。





 ↑のシフトの問題を改善しようとしてなのかクラッチの調整が深すぎるのでこれも適正値に調整して車体の気になった部分の調整は完了。 これでかなりストレスなく乗れると思います。




 さて問題のエンジンストップの犯人捜しを。
 点火チェックのためデスビを見たらなかなかの状態です💧






 こんなありがたいKITがリリースされているのでスタッド打ち換えます。






 ついていた上のポイント、新品のようですが頼りないので下の物へ交換します。

2/17/2025

みがる

 さんざん書いてた申告が晴れて終わってようやく身軽になれました♪

 週末には車両もお渡しできて作業場もスペースができてよい感じなのでここからバリバリ行きまっせ!! と宣言したいトコロですが、今年は絶対に!!と決めていたことがいくつかあるので作業ばかりではなく、そっちもしっかりやらなければ!!


 SHOVELさんのクランクケース、合わせ面を研磨してシリンダーデッキ面も面研磨。




 ミッションも各面研磨。
 




 ロッカーボックスも同じく。






 車体へ移ってウインカーのステーを増し締め。 これが純正とは思えないしゃれたマウントしてくれているおかげでフェンダー+ストラッツなどバラバラにしないといけないので少々大変ですが、これをサボるとウインカーがクルクルくんになってしまうので見逃せません。



 ここでベアリングが入荷したので~~







 オーバーホール中だった32Eを仕上げます。







 少し怪しかった配線も直してから車体へ組みつけて発電チェック→元気になりました。 途中で止まる症状もなく、煙もおさまっているので残りのパーツを組みつけて、ちょっと怖いので車体を一周チェックしたらようやく実走行でのチェックに入れます。