11/29/2010

由々しき事態

 何日か前、ラジオで電気自動車事情について話していて耳を傾けて気付いたら作業する手も止まり聞き入っていました。

 その内容たるや恐ろしいの一言。  聞いていたら寒気がしてきて、皮膚全部がピリピリと炭酸みたいに痺れてきて、 絶望感と合わせて具合が悪くなってしまいました。

 日を置いて冷静に考えると、その時に話していた方は電気自動車側の方であり、4輪車に限っての話だったことと、EFIにしても俳ガスにしても二輪車はタイムラグがありますから全くそのとうりになるとは考えにくいのですが間違いなく私の取り扱っている車両が姿を消すのは時間の問題なのだなぁと何とも言えない気持ちになってしまいます・・・

 どうしたらよいのかと考えてみたところで全く打つ手がありません。 乗れなくなってしまうのはもちろんですが、 もう一つ、 そうなったらどうやってご飯を食べていこうか・・・ そろそろ真剣に考えなくてはいけなそうです。

 ひとまず今は忘れて目の前に山積みの作業をしていきます。

 41G、レフト・ライトケースレースのチェック及び修理をしていきましょう。
 各パーツの計測が済んで使用するベアリングサイズが決まったらラッピングしていきます。
 終わったらアイドラーギヤシャフト+ブッシングをチェック後交換していきます。  ここのガタが大きいとエンジンおしまいかと思ってしまうくらいの音が出ます。
 それが済んだらクランクケース全てのねじ山を点検して必要であれば修正しておきましょう。
 少しでも不安な箇所は組み立てに入る前のチェックであるこの時点でリコイルなどの修理をしておきましょう。
 障害物のある箇所も色んな工具を駆使してサボらずしっかりと。
 そこまで終了したらカムカバーのブッシング、磨耗が許容値オーバーしてしまっている物は入れ替えしておきましょう。  その前に、ライトケースとのアライメントをしっかり確認しておきます。 ドウエルピンが3本もあるのでなかなか大変です。
 入れ替え+ラインリーマーが終了しました。
 そうしたらコンロッドまわりをやっていきましょう。 またまた各パーツ計測して使用するローラーサイズの選定です。

 クランクピンは純正NOSを使用しますが、そろそろ入手できなくなりそうなのでJIMSなどに切り替えを考えなくてはいけなそうですね~
 コンロッド大胆部に追加工後ラッピングしていきます。
 組み立てに入る前に必要なパーツを先に入手しておかなければならないのでタペットチェックしておきます。
 続いてオイルポンプのチェック。 ここのフィッティングが痩せているとオイル漏れが止まらないので修理が必要です。  スカベンジャーは良好でしたがフィードは要修理でした。
 この補修パーツ 、便利です。

 この後洗浄が終わっているトランスミッションの点検もして必要なパーツのオーダーを済ませて。
 今夜からこの49WLで通勤します。

 週末は福島県へ納車があったり、作業を頑張ったりで大工さんができなかったので明日は丸1日大工さんで嬉しいなぁ~

 本業がいそがしくて後ろ髪を引かれる思いですが、この切り替えが大事だったりするのです。  と言い訳をしておいて本日は終了です。


                              お疲れ様でした。

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