5/22/2025

おめでとうございます

 ながくお付き合いさせていただいている先輩のShopがめでたく20周年ということでわざわざ遊びに来てくれました。

 記念のグッズまでいただいてしまい、恐縮です。
 久しぶりだったこともあり、昔話に花が咲いてついさっきまで引き留めてしまって申し訳ありませんでした。
 おめでとうございます!! お互い体が動くかぎりがんばりましょう!!!!



 作業の方は80WGさんのお渡し準備から。







 60FLHさんは少し大掛かりになりそうなリクエスト作業は車検が終わってから落ち着いてやるとして、ひとまず明日(金)の車検にむけて準備完了です。





 絶対に逆らえない先輩からの指令をうけたのでSHOVEL-Chopperを大至急💧
 こういうのって今風に言うとなにハラにあたるんでしょうか?




 なんとかごまかして乗られていたんですが、燃焼室へのオイル侵入によってプラグがダメになってしまう症状がいよいよどうしようもないレベルになってしまったのでその対処ですが、なにせOHされたのが30年近く前で、まったく乗っていない期間が10年以上あったエンジンなのであまり楽観視できません💧


 ひとまずTOP-END降りました。
 なんとかリング交換+ステムシール打ち換え+カーボンクリーニング程度で復活できますようにとお祈りして取り掛かりましたが果たして・・・
 ガスケットの当たり痕を見るとリターン穴のトコロから燃焼室へオイルが入ってしまっていたようにも見えますね。


 だいぶ摩耗していますが、まだリング交換で乗り切れそうですかね~のピストン&シリンダーでした。






 ヘッドは厳しいですかね・・・
 IN・EXともノンシールのテーパートップガイドが入れられていて、さらにガイドとステムもガッタガタなのでバルブガイドは打ち換えないとダメですね。
 そうなったらまずはてんこ盛りのカーボンと格闘開始です。



 カーボンとの戦いに勝利したので洗浄します。
 カッチカチに固着したロッカーガスケットとの第二ラウンド突入です!!

5/20/2025

とむ

 これでもかってくらいあちこちで宣伝してますね、トムのクル~ズさんの新しい映画。

 ウチの奥さまがトムさん好きなものでKTMかなんかで崖からジャンプする前作も見に行ったんですけど、今回も間違いなく行くハメです・・・奥さんと2人でお出かけできる良いきっかけになるので全然OKなんですが、ちゃんと映画観て内容を把握しとかないといけないのでうかつに寝れないってのが少々やっかいなんす💧

 たしか前作と続きの二部構成だった気がするのでもっかい観て予習しとかなきゃいけないんですけど、それなんてど~せ一杯やりながら観るでしょうからことさら睡魔に勝てる自信がありまへん💧💧💧


 作業する車両がガラッと入れ替わるので作業場をお掃除してから車両大移動です。

 リフトへ載せるこの車両があまりにもきちゃないので朝からスチーム洗浄です。



 こんなもんですかね~とりあえずキレイになりましたが、飛び散ったドロ+オイルをたくさん浴びてしまって私は桑田状態です💧




 目にもゴロゴロと入ってしまったのでこの人のお世話になります!!

 あ、今度からフルフェイスのメットをかぶってやればいいんだ💡と気づいたので次回からは安心です。



 リフトへ載せて、60FLHさんも持って来て。





 次に車検の60FLHさんを準備していきますかね~~





 車検準備の前にリクエストの作業を先に。

 まずはエンジン・ミッションオイルの交換を。




 キャニスターからのオイル漏れを止めてほしいとのことなので取り外して分解します。




 これ、まともに組まれているものって少ないですよね。 中にはオイルフィルターがお仕事してません💧ってのも過去にありました。

 このキャニスターは正しく組みなおしてシール類交換しておきました。


 車体へ組みつけて完了です♪





 プライマリーからの異音も指摘されていたので見ていきます。





 見立てどうりプライマリーチェーンがインナープライマリーと干渉していたのが原因だったので張ろうとしましたが、チェーン自体が限界なのでチェーン交換します。




 分解・洗浄して組みつけます。





 たったいま80WGさんの車検を取って帰って来ました。

 先にコチラをお渡しの形にしていきます~~


 

5/18/2025

おつかれした

 今日は遠方の方からお近くの方まで予定どうり車両を取りに来ていただき、無事にお渡しすることができました。 みなさまお疲れさまでした。

 変わって入庫の1台もこれまた予定どうりおあずかりできてひと安心。

 今週車検の80WGさんを準備していきます。
 大急ぎでハンドルバー製作して交換。






 ブレーキフルード交換。







 光軸まで終わって準備は完了です。







 M35TPオーバーホール。







 いつもどうり全バラくん。







 キレイキレイしてきました。







 これも内径ボーリング。







 ディスク製作。
 このキャブは車体へ組みつけてセッティングまでRUMBLEでおこなえるのでディスクアングルを変更して製作しました。
 OH前はどうしてもアイドリング時でIDLEニードルを設定してしまうとスロットル1/4開け付近で薄い症状が出てしまったのでその対応でアングル変更です。


 できあがったので組みつけていきます。

5/16/2025

また

 まだまだサボってる余裕はないんですけどまあまあお仕事がんばったので来週は何回か久々にドロ遊びと目論んでいたっていうのに週末からまた傘マーク・・・
 遊びはさておき、日曜日は数台お渡しの予定なのに降られると困るんですよね~  なんとか外れてくれないでしょうか・・・

 49WLさん、まだライニングの厚みが残っていたのでそのまま組んだのですが、効きがいまひとつなので再度分解してこれまたしゅ~~しゅ~~してアタリを出していきます。





 しっかりアタリも出て効くようになってリヤまわりはこれで完了です。






 クラッチリリースレバーの遊びがなくパンパンになるくらいにしないと切れないので外からの調整では限界と判断してクラッチまわり分解して内部を見ていきます





 かなりオイルがべっとりですね。 これはこれで洗浄して組みなおせば復活するということになるので大きな問題がなくてよかったです。
 クラッチハブを動かしてクラッチギヤのベアリングとのガタもチェックしておきます→まあまあ大きいですが、今すぐ対処しなければというほどではありませんでした。


 あらら・・クラッチハブのベアリングが1個はいってまへんがな💧






 ハブナットセンターのオイルだまりが激しいので↑の件も踏まえてハブも外します。
 ここから漏れたオイルはクラッチバスケット内に入ってクラッチ不良を引き起こすので。




 強烈なトルクで締められていたハブナットを外したものの、クラッチハブまでガッチリで外すのに苦労しました・・・
 これはリプロのクラッチギヤもしくはクラッチハブに交換した際にここのスプラインのマッチングが悪くて起こる症状なんですが、解決せずにハブナットで無理やり締め込まれると次に作業する人間がエライ目に遭うんです💧💧💧 もう慣れっこですけどね。


 これまたガッチリ固着した旧シール除去できました。







 キレイに洗浄したハブを組みたてていきます。







 スローアウトベアリングはまだ使用できそうなので中のグリスを入れ替えて組んでおきます。






 クラッチワイヤーのグリスニップルが付いていなかったのでこれを取りつけてクラッチまわりは完了です。
 スパっと切れるようになりました💛





 シフトレバーが固いうえにキ~キ~鳴って不快なのでここを修正します。
 ここはマニュアルなどに正解が記してあるわけでもなくメカニックさんによって意見が分かれるかと思いますが、私はロッドから切り離してレバー単体にして負荷なく指一本で全てのギヤへシフトできるのが好みなので。 


 内外どちらかに押し付けてシフトチェンジするようなセットアップだとシフトチェンジを繰り返すうちにこうなってしまうリスクがありますからね。 このままだと最後は首ちょんぱが待っているわけですから・・・
 これで49Fさんはひととうり作業が完了したので数日乗らせていただいて煮詰めればお渡しできますよ。

5/14/2025

いうかね

 昨日車検へ行ったんですけど、びっくりするくらい二輪車が混みあっていたんですね、しかも業者さんではなくて一般ユーザーの方々の文字どうりユーザー車検の方々だらけで。
 よくない言い方ですが、当然不慣れな方々なのであんなにたくさんだと正直マジかよ~と思ってしまうんですよね(ゴメンナサイ💧)  やっぱり急いでいるときに前をパトカーとか教習車が走っているとそう思ってしまうでしょ?
 で、検査官に「今日やけに混んでないですか?」と聞いたら「そうなんですよね~しかもユーザー車検の人ばっかでさ~バイクのユーザー車検の人ってクセが強くて嫌なんスよねぇ~」とのことで・・それってアナタが言っちゃいけないんでないの?しかも部外者のワタクシに・・・と思ってしまいました。
 まぁしかし昔を知っている者としては検査官も優しくなりましたよね。 手取り足取りまさに神対応ですもんね、これも時代なんでしょうけどSNSとかでなに言われるかわかったもんじゃないですからね。 そういった前時代的な理不尽がはびこった代表格の限定解除の試験場とかも今は考えられないくらい手厚い対応なんだろうなぁ~


 49Fさんのライニングを大汗かきながらしゅ~しゅ~してアタリを出していきます。






 バラして掃除して組みなおしてしゅ~しゅ~何度も繰り返して良いアタリが出るまで。






 ↑のダストを綺麗に掃除して分解・組み立てしていきます。







 55FLHさん車検とってきました。







 49Fさんのテストランへ。
 今回いろいろと作業したのでたっぷり走ってチェックしてコチラはお渡しOKとなりました。





 バッチリOKだったので今度は49WLさんのテストランへ。
 上下に大暴れのバウンシングは完全に収まりました。 ミッションの違和感もなくなり、ここは大丈夫そうなのでこのテストランで気になったいくつかを改善すればお渡しできる状態になります。



 55FLHさんは日曜日のお渡しなので準備して残りのリクエスト作業も完了しました。






 さて49WLさんあれこれ進めていきます。