さんか

　梅雨ですね。
　毎年おんなじこと言ってて恐縮ですがこれから先も毎年言う事でしょう、たぶん・・

　そのくらい大変なんですよ、RUMBLEにとっては！！
　とにかく作業場が錆びるのです。　　これが本当に頭の痛いところで、ウチには大した機械はありませんが、それでもその大したことない工作機械たちが軒並み錆び出すわ、鋳鉄で作ってしまっている冶具類も錆びますし、この季節はラスペネを箱買いする勢いです・・・
　錆のメカニズムをお勉強したことがあるんですが、一度錆が浮いた時点でもうダメみたいですよ・・　　その文の中では錆びなんて言葉は一切出てこず、むつかしい名称であれこれ解説されており、私の頭では１％程度しか理解出来ませんでしたが、この戦いは一生続くんだな・・と納得する事だけは出来ました。

　酸素さえいなければ錆びませんし、空気中に水分がなければ錆びないのですが、そのどちらかが無ければ我々は生きていけないという摩訶不思議な摂理・・
　毎年おんなじ文句言ってる程度で乗り切れそうではありますので付き合っていくしかなさそうですね。

 　業者さまからの４８FL、シリンダーがボーリングから帰って来ましたので一気に進めて行きます。
　だって急ぎだって言ううんですもの・・

指定どうりの寸法で仕上がっているか計測。

 　リングのチェック。

 　リングのチェック。

 　リングの面取り。
　ピストンチェック・バリ取り。

 　重量合わせまで終わったら徹底洗浄。

 　そうしたらヘッドへ。
　これが今回のお仕事の目玉の作業。　　４８ロワーエンドにS&Sポンプの組み合わせに６４ヘッドでアウトサイドオイラーという仕様。
　RUMBLEではインサイドオイラーに加工してセットアップするという結論になり、ヘッドを加工することになったのですが、この冶具を作るのが大変でですね・・

 　F/Rヘッドで冶具を共用する事もできず、二個製作するハメになり・・
　当初の目論みよりも手こずりましたが無事に完了！！！

 　ビックバルブ化されてしまっていたIN側もスタンダードサイズへ戻し、突き出し値も大幅に許容値を超えてしまっていたのでシートリング製作・圧入・カット。　で、バルブ摺合せ・ガイド内径クロスハッチ仕上げまで完了です！！

 　かなり歪んでましたのヘッド面研磨完了。

 　パンカバースクリュー部修正まで終わったので徹底洗浄へ。

バルブスプリングロワカラーの追加工まで現在行っています。
　なんとか本日中にエンジン組み上げたいのですがそう上手く行くのでしょうか？？？？

　ではまた明日💗