7/23/2010

ありがたや~

 この前、私のパンヘッドをバラして街乗り仕様に・・・なんて話をしていたら「是非その前に写真撮らせて」とサイクルヘッズさんからありがたいオファーをいただき、嬉しいやらこっぱずかしいやら。

 本日、その撮影日となっていて、それ以外にも来客予定がたくさんなので朝からガッツリ作業していきます!!

 まずは50FL、ヘッドを載せ終わってリヤタイヤ+フロントタイヤの交換を済ませて。







 それが済んだら最終増し締めをしっかりと行います。

 3回目なのでもう締まりません。






 これでプッシュロッドを組みつけられる訳ですが、アルミのロッドが入っていたため、S&Sのスチールプッシュロッドへ交換します。






 一箇所一箇所、入念にタペット調整して組んでいきます。








 ここでMID-USAからパーツがドッサリと・・・開封して検品しなくては。

 めんどくさい~~~





 でもって仕分け後、倉庫へ整理してしまいます。

 暑い~~~~






 ここでNATURAさまご一行がご来店。

 暑い中ありがとうございます(ガリガリくんまで・・)






 でもってサイクルヘッズさんが撮影に。  この時間帯、外はものすごい暑さ・・皆さんお疲れさまでした。

 暑さにやられている隙をついてこっそり一枚。





 仕事もちゃんとしています!!  50FL、全て組み終わりリフトから降りました。  しかし各部のガスケット類が落ち着くまでエンジンスタートはオアズケ~

 明日掛けて実走行チェックをします。




 さて、コンプリート製作SHOVEL、フレームのペイントも終わり、スタッフたちからのあおりが入りそうなのでエンジンを組んでいきましょう。






 気持ち良いくらいしっかりと洗浄してくれたクランクまわりをチェックしていきます。







 まず始めにライトサイドケースのレースをチェックしていきます。








 レースのラッピングが済んだらギヤカバーのブッシングのチェックです。

 あまり乗っていないのかほとんど磨耗が見られません。





 そうしたら全てのギヤ、シャフト類を組み付けて計測用のガスケットを入れてギヤカバーを規定トルクにてしっかりと組みつけて。







 毎度おなじみ、指でピニオンシャフトをつまんでクルクルとまわる事を確認して→バッチリです。

 ここでのわずかな抵抗が異音や発熱、場合によってはエンジン破損に繋がるので徹底的に追い込みましょう。

 高価な表面処理などに手を出す前にこうゆう地味~な作業がまず先です。


 もちろん各ギヤ類のサイドプレイの確認・調整も忘れずに。








 オイルポンプシャフト+ブッシングもここで確認・修正しておきます。







 ようやくピニオンシャフトがフリーになったのでフライホイールに入ります。

 使用するピストンピンとブッシングのチェックをします。

 水平は分解時に確認してあるのでOKです。



 フライホイールASSYを組み付けトルクにて仮組みしてコンロッドのサイドプレイを確認+修正します。







 お次はコンロッドビックエンドの計測をして








 使用するローラーも一個づつ全て計測しておきます。








 はい、それに合わせてラッピング~~

 頭がクラクラしてきましたがまだまだ行きます!!






 クランク組み立て前にレフトサイドのテーパーベアリングのディスタンス合わせをしておく必要があるので専用工具にて計測します。






 10台に1台くらいの確立でこのインナーカラーを調整するはめになるので必ず毎回計測していきます。







 組み立て前にこの状態にしておく事をお勧めします。 芯が狂ってしまうファクターを一つでも減らすようにするためです。

 ここで力尽きたので本日の作業は終了です。  20時間近く工場にいて、また5時間後には出勤・・・でも晩酌はします!!

 明日も(ほぼ今日ですが)がんばりまっす。


                             お疲れ様でした。

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