RUMBLEで販売している車両、フルOHしたエンジンに関しては1年・10000km保障とさせていただいていますが、実際に不具合が出て戻って来たケースはほとんどありません。
ここ10年ほどで記憶しているのはチューニングしたWLのロッドレースが動いてしまい、もう一度エンジン分解して修理させていただいた1件のみでした。
今回、約1年前に組んだエンジンがピストンに穴が開くという私にとっても初めてのトラブルで入庫してきました。
何が原因でこうなったのか?を可能な限り追及して、当然修理させていただきます。
私にとっては数ある中の本当に稀なケースですが、お客さまにしてみればまったく違う話なので申し訳なく思っています。
しかし、本当に何が直接の原因となったのか???最後の最後までパーツのせいにはしたくないのと、今後2度と同じトラブルを出さないためにも改めて追求いたします。 まだまだ勉強が足りません・・・
最近の報告です。
49FL、昨日組みあがったのでオイルを入れてエンジン始動です。
掛けては止めてを数回繰り返して問題なしなので有圧扇をあてて初期慣らしをしておきます。
その間にミッションからのオイル漏れで入庫の72FXをパパッといきます。
このようにクッラチバスケットに路面との接触痕がある場合、メインシャフトが曲がっている疑いがあります。 そうなるとクラッチの切れの悪さや、オイル漏れなどの原因となるので要チェックです。 クラッチハブをクルクル回してバスケットがフニャフニャ動くようだとシャフトが曲がっている可能性が高いです。
さあさあ、大急ぎで分解・洗浄・シール交換・組み付けをして、だいぶキテいるドライブチェーンを新品に交換します。
白濁しまくりのミッションオイルも交換して作業完了です。
なんと連絡したら即取りに来てくれました。
ありがとうございます。
この日は来客多数でしたがその間もずう~~っとアイドリングし続けてくれてます。
続いて48FLを作業します。
トランスミッションのOHとマグ取り付けリクエスト。
第二作業場の改装工事でお世話になった方の車両なので気合でいきます!!
なんとペグがブラケットごとフレームへ溶接でガッツリ付いてしまっているのでモータースプロケットが外せません!!ベルトならまだしもチェーン・・・ どうやってミッションを降ろそうか???しばしバイクの前で固まります・・・・
知恵の輪に勝利してどうにかこうにか降ろせました。
各部マウントボルト、なかなかの状態でした。
オイルを抜いて、ザッと洗浄したミッションを分解していきます。
バランバランにして昨日はおしまいでした。
さて本日は本格的に洗浄していきます。
スタットは抜く前にねじ山修正しておきます。
修正が終わったらメンドラレース・カウンターブッシュのカタカタチェック・スタット抜き・各部クラックチェックのために温めます。
やっぱりGWですね。
今日もオイル交換や、遊びに来てくれる方など来客続き・・・
その切れ間をついて49FL、ガソリンを入れがてらかる~~くテストラン。
今日も一日初期慣らしをしていました。
レース・ブッシュとも×でしたが、クラックは無く、値の張るメインシャフトも曲がり無く、再使用できそうで一安心。
洗浄・脱脂まで終わってキレイになったミッションを作業台へ持って来ます。
メンドラレース・カウンターブッシュを抜いたところで本日はオシマイです~~
もう少しだけイレギュラー作業が続いてしまいますが、一日でも早く通常作業へ戻りますのでお許しください。
お疲れさまでした。
4/30/2015
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