8/05/2025

れいか

 しかしすごい暑さですよね~ 作業場の中がサウナ状態なのは毎度のことなので分かりきっているんですけど例年だと真夏でも作業場から外へ出ると少しは涼しく感じるんですね、でもここ数日、とくに今日は外へ出てもほとんど変わらず💧 ってことは外気温も40℃超えちゃってるということですもんね~

 たしか今年は冷夏だと春先に言われていた気がするんですけど私の勘違いですかね・・・


 さてスタージスくんですがノーマルエンジンではないのでいつもの5倍くらい時間が掛かります💧
 まずはフライホイールがクランクケースへ干渉しないかチェックしていきます。
 こんな便利そうなTOOLが売ってるんですが実はあまり使い勝手が良くありません・・・なので自作したTOOLを使ってチェックしていきます。

 レフトケースとフライホイールの干渉が解決できたらコンロッドとケースの干渉・ピストンスカート同士の干渉をチェック。




 そうしたらライトケースとの干渉をチェック
 これはリプロの制度がどうのって話ではなくて、そもそもS&SのストローカークランクはS&Sのコンロッドを使ってS&Sのケースへ組み込むように作られているわけですからこちらサイドの責任なんす。



 再度ここまで仮組みして上死点を出して全円分度器をセットします。






 おお~優秀すな。

 これはあくまで確認でこれが目的ではありまへん。





 ブリーザーバルブのタイミングを測定します。
 これもS&Sケースではないので実際にエンジンをかけたらブローバイからいつまでたってもオイルが噴き出すとか、各合わせ面からのオイル漏れが目立つなどの症状が出てからでは遅いので急がば回れの精神ですね。



 もろもろ完了したらロワーエンド本組みしてオイル循環チェックです。






 OKでっす!!







 ハイハイまたもや仮組みしてピストントップの干渉及びクリアランスのチェックです。
 ローテクに見えますが、ここは「ねんどくん」がベストです。
 実際圧縮比の実寸時に燃焼室内の質量を計測する際にも原始的な方法でやるでしょ? なのでローテクおやじなどのクレームは受け付けません。


 ヘッドを載せてゆっくりクランキング→これもS&SのストローカーピストンですからS&Sのヘッドで組むべきところを純正のヘッドを使っているこちらサイドの責任ですからピストントップとヘッドとの干渉を改善していきます。




 ↑が解決したらまたまた仮組みしてこんどはバルブとの干渉及びクリアランスのチェックです。






 ようやくすべてのチェックが終わったのでロワーエンド単体にして車体へ積み込みしてここからマウントしていきます。
 お客さまにリクエストされてもほぼお断りしてノーマルスペックで十分ですよと説得する主義でこれまでやってきたのでほんとに数えるほどしか経験がないのでチューニングエンジンは大変です・・・

8/03/2025

ひといき

 かなりバタバタしていてブログ書くのもサボッてました。

 予定外で入ってきたいくつかの作業も落ち着いたので今日からまた書けますかね~


 たて続けにプライマリーの作業があったり




 「大至急」の指令でM35×2個が送られてきたり・・・
 ほかちょこちょこありつつ。




 待ちに待っていたスタージスくんのパーツが入荷したので取り掛かります。
 カム・ピニオンギヤのバックラッシュ合わせ。




 すべてのギヤ・シャフトをセットしてピニオンシャフトがクルクルくんなのを確認+カムシャフトとブリーザーバルブのサイドプレイ。




 クランクケースのスレッドすべて修正+リコイル処理。




 ケーススタッド穴も修正して座面もキレイに。




 こんな感じ。
 そうしたらクランクケースを徹底洗浄してペイントの下準備。




 ペイント完了。
 




 レフトケースのベアリングをセットしていきます。




 ディスタンス合わせ。




 これでクランク組み立てに入れます。




 組みたて・芯出しまで完了~~