12/05/2017

キャブボーリングについて

 昨日詳しく書けなかったので今日はこのお話を。

  リンカートキャブレターをボーリングして、オーバーサイズのスロットルディスクで新品同様!!
 と、思われがちですが、できるかぎりこの工程は避けた方が良いと私は考えています。
 ベンチュリより大気側の内径を数ミリ変更しただけで影響は大きいですが、ベンチュリよりマニフォールド側になると、内径変更による影響はさらに大きくなると私は考えています。

 そうは言っても、スロットルシャフト穴周辺にできてしまったディスク接触による削れはそのキズの深さが0,1mmを境にそれを超えると急激に不調になる気がします。 ですので、摩耗が0,1mm前後の場合は内径ボーリングを考える訳ですが、キズの深度が0,1mmとなると、直径0,2mmボーリングしないとそのキズは取れないわけです。

 リンカートキャブレターの内径ボーリングは0,3mm前後が限界に近いと私は考えているのでなかなかシビアです。
 ボーリングの削りしろが直径0,1mmを超えたあたりから、どうにも薄いポイントが取り切れないという症状が出始めます。 たったの0,1mmです。
 削りしろ0,3mmを超え始めるとそれはもうお手上げ状態に陥ります。

 上記二点の問題はそれぞれ対応策があり、それを見つけ出していますからRUMBLEではそれほど大きな問題ではないのですが、それでも内径ボーリングはできるかぎり避けるべき工程だと思います(0,1mm以下のキズであれば)

ですので、先日のキャブレター内径ボーリングの際、キズを完全に取り切る前にボーリンクしろ直径0,22mmにとどめておいたのです。
 例えばシリンダーボーリングの際には、リリースされているオーバーサイズピストンに合わせてシリンダー内径を削っていくわけですが、それによる影響はほんの少しの排気量の変化と、ほんの少しの圧縮比の変化程度で、体感できるような悪影響は皆無と言って良いでしょう。  対してキャブレター内径ボーリングに関しては、先で述べたように0,1mm拡大しただけでバランスの変化による悪影響が出ますから、可能なかぎり最小値にて内径をボーリングして、それに応じてその都度ディスクを製作するという手段を取っています。
 先に述べたようにボーリングしろが0,3mmを超えた場合は、もうひとつ別の対策を施すことによって、組み上がった後にどうやっても取れない「薄い」ポイントをほとんど消すことができます。
 私も自慢げにブログに書いてしまったことを少~~~しだけ反省していますが、内径ボーリング+オーバーサイズディスクでキャブ内部に隙間なし!!がエライととらえられてしまいかねない書き方をしてしまいましたが、なるべく内径ボーリングはしない方が良いと私は思っています。
 もちろん、それを分かったうえで対策を施してくれるSHOPさんには内径ボーリングを任せても何ら問題はありませんのでご心配なく。

 一応言っておきますが、宣伝ではありません!!  年内送られて来たキャブに関しては対応しますとか書いてしまいましたが、すでに後悔し始めていますのでもうこれ以上キャブレターオーバーホール作業が来ると困ってしまう状態です。
 上記の問題点に対しての対応策を取ってくれるSHOPさんになら任せて大丈夫ですよ💗という事です。

   お疲れさまでした。


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