つかのま

　「大急ぎ」リクエストのＳＨＯＶＥＬを昨日・今日と気合で進めました。

 　トップエンドは発送したのでロワーエンドを。

　各部計測して必要か所は面研磨していきます。

 　コロニーの新品ボルトにムキ～～っとなりつつこれも修正。

　ケース側の全ねじ山修正＋リコイルしたり、スタット穴のアライメントを出して修正したり・・・

 　ようやくラッピングまで来られました。
　再使用するピニオンシャフトを研磨してからグリグリ開始。

 　送られてきた二つのカム、程度の良い方のカムシャフトへカラーコードのマッチしているギヤを入れ替えます。

 　サイドプレイ合わせ。
　カムシャフトエンドへ直接ガバナーがつかないので、いつもよりも詰め気味にしておきます。

 　毎度毎度のクルクル確認。

 　下ごしらえはほとんど完了したので徹底洗浄します。

　ここはペースト状のオイルスラッジが鋳肌に食い込んでベットリなので入念に洗浄しましょうね。

 　新品のカムカバーのようですが、いつもどうり疑ってかかります。

 　ほぉ～～らオソロシイ・・・
　切り粉がたくさん。

 　こっちも。

 　キレイキレイになりました♪

 　クランク組み立て！！の前に忘れずにここから。

　マッチングが分からなくならないようにしてから洗浄したベアリングレースを専用工具で圧入して。

 　またまた専用工具でディスタンス調整。

 　いよいよクランク組み立て・芯出し開始！！したのですが、一生芯が出ないんじゃないかというくらい手ごわかったので、一度分解して計測→まんまとここの芯が狂っていたので修正研磨。

 　再度組み立ててバッチリ芯出し。

　芯が出ないからクランクピンのナットを緩めに・・とか、許容値以上に振れたままで組んでしまうなんて絶対ダメです。

　そんな事あるの？？とユーザーさんは思うでしょうが、これが意外とあったりするんです・・悲しいですが。
　

 　ケースへ組み込んで。

 　シリンダーデッキ面とピンブッシュの水平を出して。

Ｓ＆Ｓポンプのエア抜きをして、クランキングしてここまでブチュ～～っとオイルが来たのを確認して本日発送しておきました。

　今日はこの後確定申告の書類作成も終わって、少しだけホッとしていますが、明日からまずＭ－７４Ｂ、続いて５０Ｅエンジン、同時に４８ＦＬコンプリート車両・・・と、やっぱり目が回りそうです。

　これから５０ＦＬを納車に行って来ます。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お疲れさまでした。