12/15/2025

しらなんだ

 拳銃でも入っていそうな怪しげな油紙に包まれてパーツが入荷しました。

 待ちこがれていたWL4SPミッション用の補修パーツ!!
 単体では販売していないと製造元に言われ、パーツ屋さんには相当無理言いましたがめでたく入手できました。
 初めに「売らない」と突き放されたところからのスタ~トではあったのですが、そのハードルは早い段階で越えられそうな手ごたえはあったものの、こういった海外メーカーがリリースしているギヤなどの加工後に焼き入れするような製品は東欧で製造されているものが多いそうで、ウクライナの戦争の関係でそのような製品を製造できる工場は戦争に関係のない物は製造してはいけないというお達しが出ていたらしく、開戦以降数年間製造が完全にストップしていたとのことで、ふたつ目のハードルが立ちふさがったわけなんですね・・・
 それでもようやく落ち着いてきて、戦争に関係のない製品が製造できるようになってきたところだそうで、けっこうなミラクルで入手できたのです。
 しかし、こんなことでも戦争の影響があるのだなぁと考えさせられる出来事でした。
 パーツ屋さんには感謝感謝でございやす。


 作業は80FLHさんの洗浄したクランクケースのカタカタチェックからです。
 まずはレフトケースは合格です!!




 そうしたら外れるものはすべて抜き取ります。




 続いてライトケース
 こちらも合格!!




 45Eさんは無事に車検取って来ました。
 中へ入れてお渡し準備。
 




 レフトケースもすべて抜き取り完了。




 ミッションも分解・洗浄まで完了してます。




 で、ケーススタッドの曲がり修正・スレッド修正を。




 ばっちり💛




 ここで例のブツを開封して急遽こっちのミッションを。




 新品のクラッチギヤは組み立て前に必ずクラッチハブのスプラインとのマッチングを修正しておきます。




 ハブナットも十中八九ギシギシなのでここもクルクルくんになるまで修正しておきます。




 あ~そらそうすね、新品ですもんね、とクラッチギヤのブッシュもメインシャフトに合わせて仕上げておきます。




 あれこれ下準備が終わったら各サイドプレイをスラストワッシャーを選定して適正値にしていくのですが、4spミッションと違って都度仮組みしなくてはならないので大変です💧




 ようやくここまでですが、これも仮組み・・・
 ここで動作をチェックして問題がなければ分解して本組みしていきます。




 できあがり~~~♪




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