見た目のゲテモノ感で敬遠されがちなツースロートですが、そんなことないですよね。
キックとの相性も良く、かかりも良いですし、難点といえばエンジンがかかっているときのキャブ自体の冷えが激しいので、エンジンを止めてその熱でキャブが暖められてしまったときの再始動時のコンディションの変化くらいですが、これはわりと簡単に対処できるのでたいした難点ではありません。
どうしても調子が出ない個体は過去に施された修理が原因の場合がほとんどです。 ツースロートはその箇所が多く、発見するのに苦労する場合もありますが、Bキャブ・Lキャブと共通のポイントが1つあります。
このS&Sの3種のキャブレターはほとんどUSEDを使用することになると思います。 その中でもOH済みという個体は注意が必要です。 まったく悪意はなく、むしろしっかり直そうと手間をかけてそこへ対処してくれてあるのですがそれが原因で不具合が出てしまうんですね~
簡単な修理なんてものはありませんが、とりわけキャブレターの修理というのは奥が深いです。
まずはフロートグループから。
加速ポンプのノズルが片方詰まり気味なのでこれを根気よく慎重にコリコリしていきます。
冒頭の修理による不具合が2ヶ所ありましたが、無事に改善できました。
組みたてのエンジンへ装着することと、キンキンの真冬に始動となるので濃いめのジェットをセットしておいて番手を下げていく方向でセッティングを進められるようにしておきます。
探すのに苦労するほど小さいのにマウントをよく考えないと目立ってしまうという不思議な事態になりかねませんのでちゃんと考えます。
マフラーがめっき屋さんから帰って来ないとマウントが決められないので他を進めます。
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