12/16/2019

おとしあな

 ここ数日、軽微なトラブルで入庫の数台を作業させていただいたんですが、終わってみればどれもトラブルと言えるようなものではなく、私からすれば本当に些細な事なのですが、オーナーさまにしてみればいつもどうり愛車に乗ろうとして空キックでガソリンを送り、イグニッションをONにしてキックするもエンジンが掛からず、何度やってもウンともスンとも・・・
 結局愛車で出発できず、場合によってはその日のスケジュールの見直しを余儀なくされて、せっかくの休日の大半を費やすハメになったりもするでしょう。 で、最終的に保険屋さんの特約レッカーでRUMBLEへ入庫となるわけですからこれはりっぱなトラブルとなってしまうのは間違いないのですが・・・


  この車両のケースが題材としては最も適しているので車検+ちょこっとで入庫のコチラを。
 お仕事などが忙しく、今年はあまり乗ってやれなかったなぁ~というオーナーさまのお言葉から察するに疑うべきポイントはかなり絞れます。



  ガソリンの劣化が怪しいとにらんで臭いチェック→やはり昔ながらの解体屋さんの臭いがします。
 ガスタンク内のガソリンを全て抜いて・・





もちろんフロートチャンバー内のガソリンも全て抜いて、フレッシュなガソリンを入れてキック→何事もなかったようにキック一発で掛かり、調子も良いです。
 半年以上あまり乗れない期間があり、月一でエンジンを掛けてはいても、給油するほど乗ってはいないような車両は要注意ですよ。
 これは古い車両だから起こるトラブルではなく、ガソリンがガソリンの状態でないとエンジンが掛からなかったり、不調となるというのは現代の車両でも同じですので頭の片隅にでも置いておいてください。
 乗り物は「ある程度」動かしてあげないと各部劣化してしまうのでたまには乗ってあげてくださいね。

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