7/18/2017

キックスタートのこと

 今日はキックの話を少し。
 現在初期慣らし中の50FLを題材にお話しするのでマグネトー点火のキックが中心です。

 そもそもバッテリー点火(デスビ)より始動性が悪いとされているマグですが、そこには反論の余地もありません・・ ですが、コツさえつかめばそれほど変わらないレベルになります。
 フェアバンクスのローターのように、完全なワンピース構造ならまだ良いのですが、ハント・モーリスなどのツーピースになると、個体差によっていろんなクセが出やすいと思います。
 まずは点火時期をスタティックで合わせてキック!!となるわけですが、ケッチンやキャブレターからブルシュシュ~~ンと青白い煙と合わせて吹き返しが来る場合、ある程度経験を積んだ方なら「点火時期が早いかな?」と推測すると思います。

  ここでマグ本体を手前に動かして点火時期を遅らせたくなるのですが、せっかく合わせた点火時期を信用してキックの仕方を変えてみるのもお勧めの手だったりします。
  まず、よく見るスタイルですね、左ひざをシートへのせてのキックですが、これはマグの場合お勧めしません。ちなみにアイアンはバッテリー点火でもこのスタイルはやめた方が良いと思います。
 キックが抜けたときのリスクが高いこと、ケッチンを食らった場合に右足首にかかる負荷がものすごい事になるからです。  あ、それと足の裏が空に向くくらい足を振りかざしてのキックもあんまり・・・な気がします。

  バッテリー点火の場合、混合気を吸わせる空キックがしっかり出来ていれば大体この位置、時計で言うと8時~9時のあたりからポンッと軽く踏み下ろせば難なく掛かるはずです。
  で、マグの場合ですが、こんな感じでまたいでしまってキックした方が安全ですし、ケッチンも怖くありません。 キックした右足だけがはじかれるだけで体ごと飛ばされる事もないので足首などを痛める心配も無いです。
 通常であれば、キックをジコジコやって圧縮を感じるトコロを探って、見つかったらキックアームを上へ持って来てオリャッとキックするわけですが、それだとどうやってもケッチンかブシュシュシュ~~ンしか来ないマグもあります(もちろんそれで普通に掛かるマグもあります)
 そんなときは↑でジコジコ探した圧縮を感じるトコロをもう少しジコジコやって通り過ぎさせます。 イメージとしてはピストンが上死点を少し過ぎたくらいの位置です。 ここでキックペダルを10時くらいの位置から踏み下ろせばあっさり掛かってくれます。
 運悪くケッチンが来たとしてもダメージはほとんどありません。

 バッテリー点火でよくある、キックした時にドッとかドベッ、バスッなどの音や、吹き返しなども含めて何かしら反応があるときはエンジンは掛かろうとしているのでキックの仕方や、混合気の吸わせ方次第で絶対に掛かります。 キックでクランキングさせてポイントカムが回転して設定した位置でポイントが開けばプラグから火が飛ぶわけですからね。
 対してマグの場合はその当たり前の事が通じない個体も多いので、吹き返し方や、ケッチンの出る位置(タイミング)から判断して対応してあげないといけないので魅力的なんですね~~~

あ、そうでした、50FLはライドコントロールも終わってライトステー製作して今日現在ガソリン15ℓまでこの状態での慣らし運転が終わっています。 20ℓまで消化できれば車検を取って実走行へ入れます。


 お疲れさまでした。

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